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「代々木スタジアム争奪戦」激化! 都心移転狙う3クラブの“東京ダービー” 東京Vは親会社・ゼビオで勢い、人気・経営面でリードするFC東京、町田ゼルビアも色気 (1/3ページ)

 コロナ不況に打ちのめされた、サッカーJリーグの救世主となるのか。1991年のリーグ設立以来、30年にわたり空白地帯だった東京23区内に計画されているのが、代々木公園(東京都渋谷区)内のサッカー専用スタジアムだ。昨年末に破綻の危機に瀕したJ2・東京ヴェルディに手を差し伸べ、買収に踏み切ったスポーツ用品大手のゼビオ・ホールディングス(HD)にとって、このスタジアムへの移転は名門再建の起点となり得る。ただし、新ホームを巡る争奪戦はライバルが多い。人気や経営面ではJ1・FC東京がリードしており、親会社のサイバーエージェントが渋谷にあるJ2・町田ゼルビアも色気を見せそうだ。都下3クラブのどこが都心への進出を果たすのか。(編集委員・久保武司)

 年明け早々から緊急事態宣言の発令が不可避となり、今年も続くコロナ禍のなかでJクラブの経営は正念場だ。とりわけ東京Vは「(昨年末に)対策を取らなければ確実に破綻していた」(Jリーグ関係者)。2010年からスポンサーを務めてきたゼビオHDが、昨年12月25日に筆頭株主となり、10億円近い赤字も7億5000万円の特別損失として計上。当座の危機を脱した。

 上場企業として株主から強い反発も予想されるなか、コロナ禍で大打撃を受けるスポーツ事業の買収にあえて踏み切った背景にあるのが、首都東京の新スタジアム構想だ。スポーツ庁が全国規模で掲げる「スタジアム・アリーナ新設・建て替え構想」のひとつとして、「代々木公園サッカー専用スタジアム」はしっかり明記されている。

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