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貴景勝は綱取りではない? 連続優勝でも昇進見送られる可能性、2横綱4場所連続休場の“余波”

 昨年11月場所で優勝した大関貴景勝(24)=常盤山=だが、連続優勝でも横綱昇進が見送られる可能性が出てきた。

 貴景勝は9日、優勝額贈呈式に出席。「満足できる準備をしてきた。しっかり力を出し切って、集中していい成績を残したい」と意気込みを語った。

 大関の優勝翌場所は、綱取りとなるのが慣例。ところが伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「綱取りになると誰が言ったんですか? そういう話は一切出ていない」と否定した。

 11月場所で貴景勝が優勝した際に、伊勢ケ浜審判部長自身が、横綱昇進のノルマを「レベルの低い優勝だと困る」と掲げていたはずだが「今の状態ではわからないと、千秋楽に言ったと思う」と前言を撤回。横綱昇進は、大関で連続優勝か準ずる成績という推薦内規にも「慣例で、決まりではない」と頑なだった。

 さらに伊勢ケ浜部長は「横綱ともやっていないし、全勝で優勝していない。仮に全勝優勝でも(審判部)みんなと話し合いをしないと。全勝や14勝1敗で上がると誤解されても困る」と、綱取りムードに釘を刺した。

 もっとも、両横綱は4場所連続で休場しているのだから、対戦がないといわれても、貴景勝はどうすることもできない。全勝に至っては、当の伊勢ケ浜部長が引退するまで一度もなく、直近で横綱になった稀勢の里もなかった。

 初の綱取りは高いハードルが課せられ、見えない敵とも戦わなければならないようだ。

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