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ポスト原へ急浮上 桑田真澄氏、コーチで巨人に初入閣 “桑田理論”投手陣に注入、日本一奪回へ

 通算173勝を挙げた桑田真澄氏(52)が、巨人の投手部門のコーチとして電撃入閣することが12日、明らかになった。近日中にも、15年ぶりの復帰が正式に発表される。昨年末に今季のコーチングスタッフはすでに発表されており、この時期の入閣は異例中の異例。

 巨人は今季で3度目の登板となった原辰徳監督(62)との3年契約が切れるため、阿部慎之助2軍監督(41)への禅譲が既定路線となっている。一方で、時期尚早との声もあり、人気、経験では阿部2軍監督以上といえる桑田氏が、ポスト原として急浮上した形となった。

 桑田氏は2006年オフに巨人を退団し、米大リーグ、パイレーツのキャンプに参加した08年3月に現役を引退。以降はユニホームを着ることなく「野球しかやってこなかったので、引退して40代の10年はじっくり勉強しようと思っていた」と東大大学院などに通い、独自の野球哲学を築き上げてきた。

 一方で、近年は次男でタレントのMatt(26)の父親としての露出が増え、昨年はCM2本で共演。あらぬ方向に進んでしまうのではないかと心配されたが、やはり桑田氏は野球人だった。

 毎年、巨人キャンプには足を運び、伸び悩む沢村拓一(ロッテからFA)や田口麗斗を直接指導。「ブルペンではストライクを投げる練習ばかりではなく、ボールを投げる練習もしないと」と一本調子の投球からの脱却をアドバイスしていた。

 エース・菅野智之投手の残留は決まったが、駒不足感もあり、若手の成長が不可欠の巨人投手陣。桑田理論を注入し、悲願の日本一奪回へ導くことが期待される。