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集団感染の逆境を克服、天理大が初V ラグビー大学選手権

 ラグビーの全国大学選手権最終日は11日、東京・国立競技場で決勝が行われ、天理大(関西1位)が2連覇を狙った早大(関東対抗戦2位)を55-28で破り、全国大会29度目の挑戦で初優勝。関西勢では1984年度に3連覇した同志社大以来、36大会ぶりの大学日本一に輝いた。

 序盤から早大を圧倒し前半だけで22点リード。FWの集散は速く、スクラムでも優位に。合計8トライ、55得点は決勝の最多得点。松岡主将は試合終了前から感極まり、「めっちゃくちゃうれしい」と涙をこぼした。

 8月に部を襲ったコロナ禍で一時は崩壊の危機も迎えた。部員が暮らす寮でクラスター(集団感染)が発生したことで、部以外の天理大の学生まで風評被害でアルバイト先や教育実習先から拒絶され、ネット上でも猛批判を浴びた。チーム作りも大幅に遅れる逆境を乗り越え、松岡主将は「部員全員が本当に我慢して、いろいろな方がサポートしてくれたおかげでここまで来られた」と感慨深げに振り返った。