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大相撲初場所“強行”の危うさ…見切り発車、途中打ち切りも どうなる「綱取り」「カド番」「幕下陥落」 成績規定いまだ白紙 (1/2ページ)

 1都3県に非常事態宣言が再発令されるなか、大相撲初場所(両国国技館)は収容人員の半分となる約5000人の観客を入れて強行開催中だ。日本相撲協会は新型コロナウイルスがさらに拡大した場合、場所中の打ち切りも視野に入れているが、その際に力士の成績をどう扱うかなどの規定は白紙のまま。力士によっては綱取りやカド番、幕下陥落など土俵人生の重要な分かれ目となるというのに、泥縄方式の出たとこ勝負で突き進む構えだ。(塚沢健太郎)

 今場所前に力士12人全員が感染した荒汐、白鵬が感染した宮城野、場所直前のPCR検査で陽性となった九重と友綱の4部屋で、濃厚接触者を含め全65力士が全休。コロナ関連でこれだけ大量に出た休場者について、番付の扱いを先送りにしたままで初日を迎えた。伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「今の状態では様子を見ながら。まだ具体的に決めていない。これから話し合って決めていく」と話すのみだ。

 さかのぼれば、感染の第1波が拡大し始めた昨年3月。春場所(大阪)を無観客で開催することまでは決めたものの、さらに事態が悪化して打ち切りになった場合の成績の扱いを、棚上げにしたままで場所に突入した。その後はとにかく客を入れての開催ありき。10カ月経った今場所も明確な規定がないまま、力士は土俵に上がっている。

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