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【江尻良文の「崩壊の危機に瀕すセントラル・リーグ」(8)】セ復興に欠かせない“赤ヘル旋風”の復活 ビジターでも集客力は抜群 (1/3ページ)

 セ・リーグ復興には熱狂的な赤ヘル旋風の復活は欠かせない。「地元広島でのあの熱狂的な赤ヘルファンにはかなわないよ。間違いなく12球団一だ」。他球団選手が口をそろえる赤ヘル旋風の脅威。それが今やビジター球場にも及んでいるのだ。

 リーグ3連覇から一転して2年連続Bクラス転落の赤ヘル軍団。「ナインからの信頼が厚いチームリーダーの丸が残留せず、他球団にFA移籍したら一大事。広島はセ・リーグ1強から昔の弱小球団に逆戻りする」。

 広島OBたちがこう危惧した通りの展開になりかかっている。丸がFA移籍した巨人はリーグ連覇だ。そのダメージは地元・広島だけにとどまらない。

 今や赤ヘル軍団の集客力は地元広島以外のビジター球場でも抜群だ。他球団関係者たちもこう認めている。

 「これまではビジターでも巨人、阪神が観客動員ナンバーワン争いをしていたが、今は広島の時代。赤ヘル旋風が吹けば、ビジター球場でも集客力は抜群。我々とすれば、万々歳だ」

 ところが、V逸のこの2年間、赤ヘル旋風は止み、暗転している。リーグ3連覇中は「今年こそ日本一達成を!」と、古葉監督の下での1984年の日本一達成以来の快挙へ夢が膨らんでいたのに…。

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