【金谷多一郎 アマチュアの?を解決】ウエッジは冬のゴルフ場で選べ 枯れた芝、硬い地面だから気付くこともある
今回はウエッジ選びの時期についてお話しします。
冬のゴルフでやっかいなのがアプローチ。冬は芝が枯れて薄くなっていたり、地面がむき出しになっていたりするため、少しでも軌道がズレるとダフリやトップなどが出てしまいます。
しかし、そんな冬場だからこそ気付くことがあります。それは、自分とウエッジとの相性です。
選び方のポイントで、まず考えなければならないのがアイアンとウエッジとのロフト差。
PWのロフト角や飛距離をしっかりと把握することが大切です。その上で、SWまでの飛距離の差をしっかりと埋めるウエッジを選びましょう。
また、アイアンとウエッジの打感、打球音、スピンの掛かり具合もできるだけそろえた方が、プレーがシンプルになるので、ヘッドの素材選びは注意が必要です。
アイアンは飛距離を出すためにチタンやマレージング素材の鋳造を使っている一方、ウエッジはスピンが欲しいからと軟鉄鍛造を使っている人がいますが、素材や製法が異なると打感や音はもちろん、打ち出し角、スピン量など全てが変わるので、ボールをコントロールする感覚にギャップが生まれてスコアメイクが難しくなります。
また、バウンス角やソール形状選びも実際にいろいろなライや傾斜から打ってみないことには思い通りの球筋が打てるかどうかはわかりません。
そんなウエッジ選びに活用してほしいのが、冬場のゴルフ場というわけです。
芝が枯れて薄く、地面が硬い状態だからこそ、ボールの状況に対してウエッジがどのような働きをするかが敏感に分かるからです。ぜひ、冬場のゴルフ場を師と仰ぎ、自分に合う最強のウエッジを見つけてください。