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貴景勝まさかの初日から4連敗…「綱取り」どころか「カド番」の大ピンチ

 ■大相撲初場所第4日目=1月13日、両国国技館

 今後の綱取りに大きく影響しかねない失態だ。大関貴景勝(24)=常盤山=がよもやの初日から4連敗を喫した。

 東前頭2枚目の宝富士(33)=伊勢ケ浜=に突き押しで攻め込むも足が出ず、上手投げで完敗。今場所初めてリモート取材に応じず、ノーコメントで引き揚げた。

 伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)は「先に攻められていたね。立ち合いの圧力がなくなってきた。だんだん元気がなくなってきた。精神的にキツいかも」と解説した。期待した分だけ失望も大きいのか、綱取りについて聞かれると「4連敗もして、そういうことを聞くこと自体がおかしい。意味がわからない。11勝4敗で優勝したことがあるの?」と憮然。2017年秋場所で弟子の元横綱日馬富士が、11勝で優勝したことを忘れるくらいのピリピリムードだった。

 ここまであからさまな綱取り失敗も珍しい。近年の大関の優勝翌場所を見ても、01年秋場所で魁皇が初日から3連敗後に休場した例がある程度。貴景勝は大関9場所目だが、1度陥落も経験するなどモロい面がある。こんな不安定な成績では、今後連続優勝したところで、横綱昇進への慎重論が強まりかねない。

 白鵬、鶴竜の両横綱が不在とはいえ、終盤には朝乃山、正代と大関同士の対戦も残り、綱取りどころか一転、カド番の大ピンチに陥った。(塚沢健太郎)

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