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【実況・小野塚康之 時代を超える名調子】縦断高校野球列島(2)青森 優勝以上のインパクト与えた2校 “平成の衝撃”光星学院の3季連続準優勝&“昭和の衝撃”三沢の決勝再試合 (1/4ページ)

 『球史に刻んだツーレツなインパクト! 優勝以上の準優勝!』

 青森県に送りたい言葉だ。まず、光星学院(現・八戸学院光星)の2011年夏2012年春・夏の3季連続準優勝。東日本大震災の年を含む史上初の快挙にはいまなお惜しみない拍手を送りたい。ロッテの田村龍弘(2年夏は三塁、3年春から捕手)と阪神の北條史也(2年から遊撃)が軸を担う大型チーム。特に北條は、下半身を大きく使い6年先輩の巨人・坂本勇人を思わせる軸足に体重を乗せる小柄な長距離砲。

 印象深いのは2012年夏の準決勝の山梨東海大甲府戦。マイクに向っていた。高い弧を描きバックスクリーンに運んだ驚きの2発に絶叫した。(この大会4本塁打)9対3で関門を突破し、春、頂点を譲ったエース藤波晋太郎を擁する大阪桐蔭に再戦の果たし状を突き付けた。ゲームセットの実況で「再び大阪桐蔭の待つ決勝の舞台へ!」と初めて大旗が“白河の関”を超える期待も込めて送り出した。決勝は藤浪が良すぎて2安打で0対3の完封負けだ。しかし、3季続けた決勝進出も、春夏同一カードの決勝も史上初だった。私には優勝校に勝るほど鮮烈に刻まれた。

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