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定年後の朝潮はいま… 元大関以上で初の再雇用、部屋付き親方として朝乃山にゲキ

 ■大相撲初場所5日目=1月14日、両国国技館

 カド番の大関朝乃山(26)=高砂=が東前頭4枚目で元大関の栃ノ心(33)=春日野=を寄り切りで下し、3勝2敗とようやく白星を先行させた。

 今場所から高砂部屋は師匠が元関脇朝赤龍に代わり、65歳で定年となった先代親方の元大関朝潮は錦島親方に年寄名跡を変更。日本相撲協会に再雇用(70歳まで)され、親方として残っている。

 再雇用の親方は通例、「生活指導部(礼儀作法教育係)」を担当。国技館南門で力士の出入りをチェックしたり、コロナ禍の現在は手にアルコール消毒を吹きかけたりするのが仕事だ。再雇用制度が2014年11月に始まって以来、元大関以上は錦島親方が初めて。これまで役員待遇だった大物を、さすがに礼儀作法教育係とはいかなかったようで、「博物館運営委員」として国技館内にある相撲博物館の仕事を任せられている。

 この日の快勝後、朝乃山は「(前日部屋に帰り)先代に挨拶にいって、今日の対戦のアドバイスをもらった。少し頭に入れていました。相手をよく見て、寄り切れたのでよかった」と感謝。3日目に御嶽海に敗れた後にも、「ダメな相撲だったが、その通りのことを言われた」とゲキを飛ばされたことを明かした。錦島親方になった今も部屋付き親方として、手塩にかけた愛弟子たちをひっそりバックアップし続けている。(塚沢健太郎)

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