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【福島良一 メジャーの旅】ドジャースに生涯を捧げたラソーダ氏 昨年の優勝が球場で見届ける人生最後の試合に… (1/2ページ)

 昨年ワールドシリーズでドジャースが32年ぶりの優勝。彼にとって監督を務めたとき以来の世界一が、球場で見届ける人生最後の試合になるとは…。殿堂入り名物監督、トミー・ラソーダが93歳で亡くなった。

 大都市ロサンゼルス、そこに本拠を置く名門チームの象徴だった。それは追悼の意を込めて、街中がチームカラーのドジャーブルーに照らし出され、彼の“我が家”であるドジャースタジアムに永久欠番「2」が記された光景からもわかる。

 1949年入団以来、ほぼチーム一筋71年。現役時代は通算0勝4敗の二流投手だったが、76年アル・キャンパニスGMが殿堂入りウォルト・オルストン監督の後任として抜擢(ばってき)。同GMは巨人9連覇の基礎を作った「ドジャースの戦法」の著者だ。

 実にチーム24年ぶりの新監督となり、21年という長期政権で通算1599勝。4度のリーグ優勝、2度の世界一。88年の頂上決戦では足を痛めながらも代打逆転サヨナラ本塁打を放ったカーク・ギブソンの起用が見事的中し語り草となった。

 彼の教え子も同じイタリア系で陽気な熱血漢ボビー・バレンタイン監督(元ロッテ)はじめ、次々に指導者として活躍。また、「個人主義でトロフィーはもらえるだろうが、チームワークではペナントを獲得できる」など数々の名文句、いわばラソーダイズムを残した。

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