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伊藤美誠、東京五輪開催は「願望」 「あると思って、信じて、練習してきている」 卓球・全日本選手権

 卓球の全日本選手権第5日は15日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪でシングルスの上位シード勢初戦となる4回戦から6回戦までが行われ、女子の東京五輪代表は伊藤美誠(20)=スターツ=と石川佳純(27)=全農=が順当に準々決勝に進んだ。平野美宇(20)=日本生命=は6回戦でストレート負けだった。

 日本のエース、伊藤はコロナ禍で情勢が厳しい今夏の東京五輪について言及した。

 昨年末、今年2月28日に1年延期されていた世界選手権団体戦(韓国・釜山)がコロナ禍で戦後初の中止が決定。海外のみならず国内でも状況は悪化の一途をたどっている。この状況に本紙が「東京五輪について率直にどう考えているのか」と問うと、「もちろん、あってほしいですし。願望なんですけど…」と本音を吐露。続けて「五輪はもちろん、ある(開催する)と思って、信じて、練習してきている」と訴えた。

 今大会は新型コロナウイルス感染防止の観点から無観客開催、汗でぬれた卓球台を拭くことも許されない。開催地の大阪は政府が緊急事態宣言を発出しており、もはや国内トップの大会でさえ、選手が試合に集中できない状況に陥っている。

 それでも伊藤は「スポーツは元気を与えるもの」と言い切り、初日からシングルスで3試合をこなすハードなスケジュールが組まれても「自分らしい卓球ができたし、一番は楽しんで勝ちにいけた。早く試合をしたいなと思っていましたし」と振り返る。

 試合成立ギリギリの環境下でも、目の前の一戦に打ち込むしか道はない。 (山戸英州)

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