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“スポーツ城下町”が瀕死危機 両国国技館と東京ドーム、飲食店に名物書店も…止まらぬゴーストタウン化 (1/3ページ)

 新型コロナウイルスの第3波で大都市に緊急事態宣言が再発令され、長引くコロナ不況は年をまたいでも先が見通せない。大打撃を受けたスポーツ興行が息を吹き返すのを待てずに、限界を迎えつつあるのが競技施設の“城下町”だ。大相撲初場所を開催中の両国国技館(東京都墨田区)、プロ野球・巨人や格闘技の試合が行われる東京ドーム(文京区)の界隈を歩いた。(塚沢健太郎)

 ◆両国のちゃんこ店は今

 国技館に大相撲観戦に繰り出すもうひとつの楽しみが、ちゃんこ店での食事だ。不入りの時代に観客増のためナイター化が提案されても、当時の北の湖理事長は「終了後にちゃんこを食べて帰るのもお客さんの楽しみだから。ナイターだとそれができなくなる」と一蓮托生の姿勢を見せていたほど。

 ところが、今場所は緊急事態宣言の再発令を受け、国技館近辺の約20店あるちゃんこ店も大打撃を受けている。

 収容人員の半分となる約5000人を上限に開催されているものの、平日はマス席の後方もガラガラの状態だ。さらに、終了後は規制退場となるため、夜6時に打ち出しとなっても、ちゃんこを食べに店に到着するのは夜6時半過ぎ。あるちゃんこ店では「来店したお客さんが『国技館は5000人の半分も入っていなかった』と話していました。こちらも同じような感じです」と客が半減したことを明かす。

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