【小西綾子のゴルフLIVE byスカイA】なぜ使用クラブを判別できるのか ラウンドリポーターのマル秘テクニック 小西綾子のゴルフLIVE byスカイA
「7番アイアンを握りました」という使用クラブのリポート。ゴルフ中継を見ていて皆さんもよく耳にすると思います。これ、どうやってリポートしているかというと。
レギュラーツアーの場合。まずはスタート前、それぞれのキャディーさんからクラブセッティングを教えてもらいます。ポイントは、FWやUTはヘッドカバーの特徴もチェックしておくこと! 例えば3番ウッドはウサギ、5番ウッドはパンダのヘッドカバーということまで知っておけば、遠くからリポートする場合でもどのクラブを使うかが判断しやすいのです!
近くでリポートするときは、キャディーさんからジェスチャーで教えてもらうこともあります。7番アイアンなら指を下に向けてピース、これが7という意味。さりげなく、選手の邪魔にならないように教えてくれます。
シニアツアーになると、選手本人が「ほれ!」とこちらに向けてヘッドに刻まれている数字を見せてくれることもあります! さすがシニア。余裕がありますね(笑)。
ではステップ・アップ・ツアーになると。1組にキャディーさんは1人。自分のクラブは自分でカートに取りに来るのが基本です。リポーターの私はカートの近くで待機し、選手たちがどのクラブを抜くのかをチェック。ですが1本だけ抜く選手はまれで、ほとんどの選手がだいたい2、3本を持っていきます。それがUTとアイアンならば最終的にどちらを使うのか一目瞭然ですが、全てアイアンだったら、さすがに私のレベルでは何番アイアンなのかまでは見分けがつきません!!
だからいつも思うのです。このクラブはこの色のグリップをつけなきゃいけないというルールがあればリポートが楽なのに…と!!(笑)
そんなことを思いながら今年もリポートがんばりますので、よろしくお願いします!!
■小西綾子(こにし・あやこ) 2012年からスカイAゴルフ中継のLPGAステップ・アップ・ツアー中継のレポーターに。現在はレギュラーツアー、レジェンズツアーなども担当。実況、レポーターを務める。
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