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【勝者のワザ】高精度の秘訣はインパクト直前の「左サムダウン」 ソニーオープン・イン・ハワイ優勝、ケビン・ナ (2/2ページ)

 そこでサムダウンである。左親指をボールに、あるいは地面に突き刺すようにすると、左前腕部が外旋(自分から見て反時計回り)し、合わせて右腕がしっかり伸びていく。これで、フェースはスクエアに戻り、なおかつ右腕のパワーがボールに伝わるので、しっかりつかまった強い弾道のショットが打ち出される。

 インパクトに向けて左前腕部が外旋することで左肩の開きは抑えられ、上半身の突っ込みも無くなり、頭の位置もボール後方に保たれる。

 通常の自身のスイングスピードを半分ぐらいに落とし、インパクト直前からのサムダウンを意識して実践してみると、意外なほどクラブヘッドが走り、ボールをつかまえた感覚をつかめるだろう。

 ■ケビン・ナ 1983年9月15日生まれ。韓国ソウル出身。8歳で両親とともに米国へ移住し、現在は米国籍。9歳でゴルフを始めて米ジュニアのトップ選手となり、高校3年を飛び級で大学進学。17歳だった2001年にプロへ転向した。初優勝は11年「シュライナーズホスピタル」。14年「メモリアルトーナメント」では松山英樹にプレーオフで敗れるなど惜敗が続いたが、17年の「ミリタリー・トリビュート」で7年ぶりの優勝。19年「シュライナーズホスピタル」で大会2勝目。21年「ソニーオープンinハワイ」でツアー通算5勝目を挙げた。パワー全盛の時代に小技とガッツで戦うテクニシャン。180センチ76キロ。

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