記事詳細

【サクラと星条旗】トミー・ラソーダ氏、もうひとつの物語 「野茂の恩師」「旭日小綬章」「2度のワールドシリーズ制覇」「ドジャーブルーの血」 (1/5ページ)

 派手なアクションと陽気な笑顔で人気を博し、日本の「旭日小綬章」を授与された元ドジャース監督のトミー・ラソーダ氏(享年93)の死去を報じる記事を私はとても興味深く読ませてもらった。

 メジャーの投手としては大成しなかったが、1976年から1996年までドジャースの指揮をとり、ワールドシリーズを2度制覇。殿堂入りを果たした。

 「旭日小綬章」は勲四等に位置づけられる。日本球界の発展に寄与したとして、2008年に贈られると、「天皇陛下から勲章をいただけるとは素晴らしい」と喜んだ。

 たびたび来日。1995年に野茂英雄氏がメジャーに挑戦したときには父親のように温かく迎え、野茂投手は米国でスターになった。

 ◆G客員コーチで初来日

 ラソーダ氏が初めて来日したのは1965年だった。巨人の客員コーチとして迎えられた。

 1961年に巨人がベロビーチでキャンプをした際、一緒だったのが縁。当時、川上哲治氏が率いたチームに基本を教え、スカウトや選手の育成法を伝授した。そのせいだったか、どうか、巨人は65年から歴史に残る9連覇を達成した。

 しかし、ラソーダ氏自身は、当時の日本野球にさほど高い評価を与えていなかった。

関連ニュース