記事詳細

【藪恵壹 藪から棒球】巨人・桑田コーチがどんな手腕発揮するか楽しみ 高いレベル要求される若手はついて来られるか (1/2ページ)

 年明け早々、巨人・桑田真澄投手コーチ補佐の入閣発表に驚かれた野球ファンの方もいたと思います。実は、その予兆を小耳に挟んでいました。

 昨年末のこと。コーチ経験もある球界OBが親しい間柄の原監督と連絡を取った際、将来的に一緒に仕事がしたいというニュアンスを伝えると、予想外の答えが。含みを持たせるでもなく、「そろそろ次世代の指導者を本格的に育てないといけない」と年齢を理由にやんわり断られたというのです。このOBに「今までにない展開だったわ」と聞いた瞬間、「年齢を考えたら、もしかして桑田さんの入閣があるかも…」とピンときました。

 現役時代、年齢が近い桑田さんの存在は意識していました。身長もそれほど高くなく、ボールの角度はない。だけど牽制やバント処理、間合いなどの動きは「完璧や…」とあっけにとられるほどの完成度でした。引退後は10年以上ネット裏から野球を勉強され、大学での指導歴もある。経験だけに頼らず、理論派の指導者として引き出しを地道に増やした印象です。

 リーグ2連覇中の巨人の野手には坂本、丸、岡本と柱になる選手が複数います。対照的に投手陣はエース菅野の1本柱。昨春キャンプで宮本投手チーフコーチに話を聞いても、先発3番手以降のコマ不足に悩んでいました。昨季9勝を挙げた戸郷も真価が問われるのはこれから。そこでまず、桑田コーチ補佐に求められるのは、宮崎でキャンプをスタートさせる1軍本隊の先発候補(田口、桜井、畠、高橋優ら)から、1人でも多く独り立ちさせることでしょう。

関連ニュース