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栃ノ海死去、横綱では2番目の長寿 「生みの親は栃錦、育ての親は栃ノ海」現春日野親方

 大相撲の第49代横綱栃ノ海の花田茂広さんが29日未明、誤嚥性肺炎のため死去した。存命の横綱経験者では最年長で、82歳10カ月での死去は歴代横綱の中で、明治中期に綱を張った初代梅ケ谷の83歳に次いで2番目の長寿となった。

 身長177センチで、体重は110キロと小柄な体格ながら、1964年春場所に横綱に昇進し、在位17場所。優勝3回、敢闘賞1回、技能賞6回。66年九州場所限りで引退した。

 90年に先々代春日野親方の元横綱栃錦の死去に伴い、春日野部屋を継承し、2003年に日本相撲協会を定年退職するまで関脇栃乃洋らを育てた。

 現春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「自分に厳しく、真面目な方でした。稽古場で厳しくご指導いただいたことや、ご本人がけがで早く引退されたこともあり、私たちの身体のケアにも注力してくださったことが思い出されます。『生みの親は栃錦、育ての親は栃ノ海』だと思っております」と追悼。80歳だった2018年5月には、部屋の後輩に当たる栃ノ心の大関昇進伝達式に駆け付け、涙を流して喜んだ。

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