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【清水満 SPORTS BAR】日本復帰の田中将大が見せる「新たなスポーツの力」 思い出す10年前の“東北開幕戦” (2/2ページ)

 そう、スポーツには力がある。10年前、2011年の東日本大震災。まだ街の至る所につめ跡が残っていた。プロ野球界も3月25日の開幕を4月12日に遅らせた。被害が甚大だった仙台に本拠地を置く、楽天の“東北開幕戦”は4月29日のオリックス戦だった。

 満員に膨れ上がったKスタ宮城で、ファンは勝利に歓喜した。138球の1失点完投勝利したのは田中将大投手だった。

 「投げ切ると終わってしまう。もったいないと思いました。ジーンときましたね。最後、スタンドを1周見渡しました」

 当時そう語った田中が古巣楽天に8年ぶりに復帰する。不思議な巡り合わせ…。コロナ禍のいま、新たなスポーツの力を見せてくれそうな気がする。(産経新聞特別記者・清水満)

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