記事詳細

【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】改めて凄い釜本さん「右斜め45度百発百中」 ペレも「カマモトに学べばよい」と絶賛、Jリーガーも手本にしてほしい (1/2ページ)

 現役時代には多くの選手とマッチアップしたのですが、やはり釜本邦茂さん(76)は別格でした。全身からにじみ出るオーラ、とてつもなくゴツイ肉体。釜本さんの後にも先にも、日本には点取り屋はいませんもんね。

 1984年元日の天皇杯決勝は忘れられない試合です。監督兼選手として、ヤンマーを引っ張っていた釜本さんにとって現役最後の公式戦。私は日産入団2年目の若造でした。後半に釜本さんが「交代、俺!」と入ってきたときは、相手チームとはいえ「すげぇ~」と思わずうなっちゃいましたから。

 右斜め45度からの右足シュートには、絶対的な自信を持っていた釜本さん。うっとりするようなきれいなフォームでした。さらに左足でも、ヘディングでもゴールを奪うことができました。点取り屋だから当然です。

 すごさはほかにもあります。マークをしていた選手に聞いたのですが、釜本さんはマークを外すのが天下一品。そして、相手のDFも巧みにブロックする。あの頃はFWが守備なんてことは求められていません。ご本人も「FWが守備? パス? そんなものはなかった」とよくおっしゃっていますが、現代サッカーでFWに求められる全てのものを持っていました。代表でも76試合で75ゴールを挙げています。

関連ニュース