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巨人・桑田コーチ、目指すは90年の藤田巨人の「70完投」 自身の練習法を若手に“伝承” (1/2ページ)

 巨人・桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)は9日、元巨人監督で恩師の藤田元司氏(享年74)の命日に伝統の継承を誓った。

 キャンプ前には墓前にコーチ就任と、恩師と同じ背番号「73」を背負うことを報告。「18番の先輩ですし、色んなことを教えていただいた。エースとはなにか。どういう存在か。何をしなきゃいけないか。そういうことを教えてくれた大先輩」と感謝した。

 久しぶりに舞い戻った古巣では、理論派の顔と猛練習で後輩投手たちを鍛え上げる鬼軍曹の顔を使い分ける。これも「球界の紳士」と称された半面、鬼のような厳しさも持ち合わせた藤田流といえる。

 理想は第2次藤田政権の2年目、自身が14勝7敗の好成績を収めた1990年の投手陣だ。20勝の斎藤雅樹を筆頭に宮本和知、木田優夫、香田勲男の2ケタ勝利投手5人に、9勝の槙原寛己でチーム88勝中80勝。130試合の半分以上となる70完投を誇った。

 「中6日ならば先発完投を」と掲げている桑田コーチ補佐は、この日は昨年プロ初の完投勝利を挙げた畠世周投手(26)に、10球1セットで、休憩を挟みながら早めのテンポで投げる“インターバル・ピッチ”を計120球課した。

 「僕が若いときからずっとやっていたやり方。これをやることによって僕はタフだといわれた。でも彼らはぜえぜえ言うわけですよね。もっと速いペースで投げてほしいんだけど。全然早くないよって」と苦笑。無尽蔵のスタミナを誇った現役時代の練習を伝承することで投手陣のスタミナ増を図る考えだ。

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