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【江尻良文の快説・怪説】田中将大“狂騒曲”に明け暮れる楽天 リーグVなら最大の恩恵受けるのは巨人 (2/2ページ)

 そして、田中はメジャーリーガーとなり、活躍しての楽天復帰。ファンが夢を再びと熱狂するのは当然だろう。無敵のソフトバンクとはいえども田中狂騒曲は侮れない。8年ぶりリーグ優勝にファンは大きな期待を寄せている。

 一方、ソフトバンクが敗れてくれれば、巨人にとってはタナぼた式の日本一奪回のチャンスになる。

 巨人は2013年の日本シリーズで楽天に敗れているが、これは、生涯巨人キラーの野球人生を送った星野監督の執念に屈したシリーズだったともいえる。星野氏の巨人に対するライバル心はすさまじかった。

 星野氏の野球殿堂入りの時にゲストスピーチした明大、中日での大先輩、“フォークの神様”と言われた杉下氏は次のように語っている。

 「星野が監督でリーグ優勝した中日、阪神で日本一になれなかったのは当然です。巨人と日本シリーズができなかったからだ。楽天で日本一になったのは、巨人と戦えたからだ」

 楽天にもう星野氏はいない。日本シリーズで対戦すれば、田中のいる楽天には勢いがあるだろうが、後がない原監督の執念が一枚上回ると予想する。

 ちょっと気が早いかもしれないが、そんな思いを巡らせたくなるほど田中の復帰は興味深いということだろう。(江尻良文)

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