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【zak女の雄叫び】コロナ禍で静かな球春到来 休日も外出自粛の厳戒態勢 (1/2ページ)

 プロ野球12球団の1軍キャンプが1日から、宮崎、沖縄両県で始まった。例年は多くのファンが詰めかけ、華やかな雰囲気だが、今季は新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言と両県独自の緊急事態宣言が発令される中、無観客で開催。2月中の沖縄県内でのオープン戦も練習試合に切り替え、無観客で行う方針で、厳戒態勢が敷かれている。

 コロナ禍の中で、静かな球春到来となった。今年はシーズン中とは違う柔和な表情でファンのサインに応じる選手の姿は見られない。報道陣も取材規制が敷かれ、限られた場所で取材を行っている。練習時間の長いキャンプは、選手に顔を覚えてもらえる絶好の機会でもあるが、それもままならない。

 日本野球機構(NPB)ではキャンプに合わせて、感染予防ガイドラインを作成。選手や監督、コーチ、球団関係者以外にも、キャンプ地の施設職員やアルバイト、警備員らも週1回のペースでPCR検査が義務付けられ、すでに約7000人が検査を受けた。また、望ましいこととして「宿泊先は1人部屋」「食事の際は2メートルの距離を空ける」などが挙げられている。

 地域の医療施設への負担を避けるため、いつもとは違った場所で始動した球団もあった。離島の久米島でキャンプインしていた楽天は今年、本島の金武町で開始。全選手が一斉に宮崎に集う巨人は、1、2、3軍と主力の「S班」の4班に分かれ、それぞれ別の場所でスタートした。S班として東京ドームで始動した坂本勇人内野手「正直変な感じ。家からキャンプに通うことはないから」と例年とは違うシーズン開始に戸惑いも見せた。S班は6日から沖縄県に場所を移し、開幕に向けて調整を続けている。シーズンオフが短縮された影響を考慮した策だが、集団で動く人数を減らすことで“密”を避ける効果も得られた。