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「森会長更迭論」記事で米NBCが暴露 IOC、女性差別のおぞましい歴史 過去に信じられないほど恥ずかしい性別チェック (1/2ページ)

 東京五輪の放映権を持つ米NBCが、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の更迭論を展開した記事では、過去の五輪を巡る女性差別のおぞましい歴史も暴露された。

 まず、近代五輪を創設したピエール・クーベルタン男爵自身が「女性の五輪参加に反対だった」と指摘し、本人の次のような言葉を紹介。「女性がスポーツをすることは非実用的でつまらない。見苦しく、不適切だ。女性の栄光は、質のいい子供を何人産むかであり、スポーツに関していえば、女性自身が自らの記録を追い求めるのではなく、自分の息子たちが優れた選手になるよう励ますことが最も大切だ」

 1928年のアムステルダム大会で、陸上女子800メートルで女子選手が昏倒すると、男子選手にも起こり得ることなのに、「女子選手は弱い」として、800メートルを60年のローマ大会まで女子種目から除外した。

 差別は52-72年に国際オリンピック委員会(IOC)会長職にあった、ブランデージの時代も続いた。砲丸投げや長距離走者に女性に見えない選手が紛れているとの指摘から、信じられないほど恥ずべき性別チェックがなされた。女性ジャーナリストのルース・パドワーは、ニューヨークタイムズ紙発行の雑誌に「1960年代、女子選手は医師団の前で下着を下ろして仰向けになり、両膝を胸まで持ち上げた形で検査されたケースがあった」と証言している。