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【田代学 ダッグアウトの裏側】コロナに試行錯誤も意思疎通も奪われた1年目の日本選手 オープン戦打ち切りにシーズンは短期決戦、首脳陣の采配にも余裕なし (1/2ページ)

 米大リーグも春季キャンプが始まった。コロナ禍は日本と比較にならないほど深刻。さまざまな感染防止対策を講じているものの、クラスターが発生して4月1日(日本時間2日)の開幕を迎えられない球団が出る可能性もあるとみている。

 気の毒だったのが、キャンプイン直前にブルージェイズから自由契約になった山口俊投手(33)だ。巨人から移籍した昨季は救援で17試合に登板して2勝4敗、防御率8・06。先発候補として2年契約を結んだ球団の期待に応えられず、渡米直後に事実上の戦力外通告を受けた。

 山口だけでなく、レイズ・筒香やレッズ・秋山ら昨季が大リーグ1年目だった日本選手の不振はコロナの影響が大きかった。オープン戦は3月中旬で打ち切られ、開幕は7月23日(同24日)まで延期。実戦で試行錯誤ができなかったからだ。

 大リーグで成功するには、日本との違いにアジャスト(適応)することが鍵といわれる。投手なら公式球やストライクゾーン、マウンドの硬さなど。山口は162試合制ならシーズン序盤は先発機会を与えられただろうが、60試合制の“短期決戦”になったことで首脳陣の采配に余裕もなくなってしまった。

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