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【江尻良文の快説・怪説】黒田の「男気復帰」超え! 田中の楽天復帰、8年ぶりVなら経済効果“青天井” (1/2ページ)

 楽天・田中将大投手(32)が20日の日本ハムとの練習試合で米大リーグ、ヤンキースから復帰後初の実戦登板。日本球界復帰による地元宮城県への経済効果は、1年間で約57億円に上る。同じくヤンキースから広島に復帰し、リーグ優勝の立役者になった黒田博樹投手(46)=2016年現役引退=の約52億円を上回る規模だという。

 球界のさまざまな経済効果に詳しい関西大・宮本勝浩名誉教授が、経済効果を公表した。キャンプでの狂騒曲ぶりを見れば、莫大(ばくだい)な数字は予測できたが、黒田超えと聞くと「さすがだな」とその存在価値を再認識させられる。

 黒田氏は「野球人生の最後は広島を優勝させたい」と、帰国して古巣に戻り有言実行。“男気・黒田博樹”は、球界に止まらず、社会的なヒーローとなった。

 田中将はコロナ禍という黒田氏とは全く異質の背景を背負っていたが、古巣への強い思いを胸に帰国を決断したのは全く同じ。「まだまだ働ける今だからこそ、楽天に戻ってもう一度優勝したい。それからメジャーリーグに再度挑戦したいと思っています」

 思い通りの契約ができないメジャーに恋々とすることなく、田中将の重大決断も潔く、コロナ禍のもやもやをつかの間ながら一掃してくれるようなさわやかさがあった。一服の清涼剤のように感じられただろう。

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