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【西本忠成 トラとら虎】ドラ2・伊藤将、豪快フォームで魅せる即戦力の資質 多彩な変化球も武器 (1/2ページ)

 阪神のドラフト2位ルーキー伊藤将司投手(24)=JR東日本=が沖縄・宜野座キャンプで評価を高めている。首脳陣のひとりは「完成度が高いのに驚いた。ブルペンより実戦で栄えるタイプ。戦力になる」と目を細める。

 片鱗(へんりん)をのぞかせたのは2月7日の紅白戦。1イニングとはいえ無安打、2奪三振と完璧に封じ込んだ。何より両サイドを的確に突く制球力が光る。最速146キロのストレートに加え、ツーシーム、チェンジアップなど、多彩な変化球を駆使できるのも強みだろう。

 さらに大きな武器になりそうなのは、グラブをはめた右腕を高く掲げる独特のフォーム。これが利き腕を長く隠す効果を生む。ブルペンで受けた梅野捕手は「ソフトバンクの和田さんみたいで、打者にすれば球の出所がつかみにくく、ピュッと来る感じ。タイミングがとりにくいはず」と評している。

 横浜高-国際武道大と進み、千葉大学リーグで通算24勝。2018年のドラフト前にはプロ志望届を提出したが、左ヒジの故障もあって指名漏れの悔しさを味わった。このため社会人では常にプロを念頭に置きながら、筋力強化に励み、いろんな武器に磨きをかけたという。おかげで即戦力の評価までこぎつけた。

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