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セDH制、反対5球団に微妙な温度差 “再々提案”で執念の巨人が切り崩し工作 (1/4ページ)

 セ・リーグでの指名打者(DH)制導入に執念を見せる巨人に対し、他5球団は反対の姿勢で一致しているとされるが、その実態を探ると微妙な温度差が浮かび上がってきた。強いアレルギー反応を示す球団もあれば、提案の趣旨には理解を示しつつ静観の立場をとる球団もある。かつては鶴の一声で球界全体を動かしてきた球界の盟主の粘り腰で、反対派から切り崩される球団が出てくるのか。 (片岡将)

 22日のセ・リーグ理事会で、巨人は今季の暫定的DH制導入を再々提案した。政府の緊急事態宣言による入国制限で、各球団とも一部の外国人選手が来日できていないことへの対応策で、原辰徳監督(62)は「入国が遅れた選手もまずは打撃に専念できる。試合に出ながら守備やチームプレーを練習する期間が生まれるでしょう。投手にしてもそうだよ。スイングや走塁でケガをする可能性がなくなるわけだからね」と説明する。

 だが、今回も賛同する球団はなかった。かといって対案は全く出ないまま、議論は先送り。昨年12月、今年1月の理事会と同じ展開で終わった。

 球界関係者は「反対側の理由は『DH制がある前提でチーム編成をしていない。今からのDH導入は無理』というもの。その中でも『巨人主導の制度改変には反対』で固まっている球団と、選手の負担軽減という提案理由に理解を示す球団に分かれている」と証言。

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