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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】さあ「野球」が始まる! ワクチン接種が始まり日常は戻ってくる 海外では驚きの感染軽減も…後れた日本のテクノロジー (1/4ページ)

 コロナウイルスによってもたらされた最悪の状況は、どうやら終わりに近づいたようだ。

 世界中でワクチン接種が始まり、2、3カ月後には集団免疫が期待できる。プロ野球、メジャーリーグともに春のキャンプに入った。フルにスケジュールをこなせそうだ。不測の事態がなければ、東京オリンピック・パラリンピックも開催の方向だ。

 昨年、プロ野球はメジャーリーグより、遥かにうまくコロナ禍を克服した。メジャーが労使の醜い論争のはてに、わずか60試合しかレギュラーシーズンを行えなかったのに比べ、プロ野球は本来の143試合に近い120試合を消化した。

 パンデミックの処し方についても、日本の方がアメリカより優れていた。ジョン・ホプキンス大は22日(日本時間23日)、コロナ禍による米国の死者が50万人を突破したと発表したが、その時点の日本の死者は7438人。東京とニューヨークを比べても東京の死者は1245人。ニューヨークは2万8824人だった。

 なぜ、日本には西欧諸国のような破壊的レベルの感染者や死者が出なかったのか、その本当の理由については依然、誰にも分らない。

 実際、海外の日本ウオッチャーは東京のほうが感染者、死者ともに西欧の主要都市を上回るとみていた。過密都市で、サラリーマンは1日2回満員電車に揺られる。日本の人口の4分の1は65歳以上の高齢者ということを考えると、その恐れは十分あった。