記事詳細

【小林至教授のスポーツ経営学講義】日本のスポーツベッティング解禁で見える“異次元の世界” 300兆円市場、対象となれば映像・スタッツなどコンテンツ価値も生じる (1/3ページ)

 先週、幕張メッセで開催された「スポーツビジネス産業展」に行ってきた。展示会といえば出展者の呼び込み、商談、体験型アトラクションが随所で繰り広げられ、あふれんばかりのヒトで熱気むんむんというのが通例だ。だが、コロナ禍が続く中での開催となる今年の様相はやっぱり新たな日常で、検温・消毒はもちろん、すべてにおいて3密防止、静かに淡々としていた。

 主催者によればオンライン開催も考えたが、感染対策でさまざまな制約があってもなおリアルがいいという、関係各方面からの声に応えて会場での実施としたとのこと。実際、展示会は確固たる目的がなくとも、ぐるっと巡るだけでさまざまな刺激とヒントがある。そこでの出会い、再会、意見交換から何かが生まれるのもよくあることだ。

 実際、わたしがかつて仕えた孫正義さんの成功の原点も展示会だったことは有名な話である。創業間もない頃、手持ち1000万円のうち800万円を使って大阪のエレクトロニクス展示会に出展したことから、大手電機店との取引が始まり、その後アメリカ最大の展示会を買収したことが契機となって、黎明期のYahoo!に出会い出資に至ったのだ。

関連ニュース