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G大阪“コロナ中止”で不戦敗の危機 初の「みなし開催」適用、前例ない代表戦“裏番組”でJ1公式戦開催か

 明治安田生命J1リーグ第11節の名古屋-G大阪戦(豊田)は3日、開始1時間半前に急きょ中止が発表された。開幕前から危惧された“コロナ中止”が早くも現実に。過密日程のなか、代替日のめどは立たない。

 Jリーグによると、G大阪で遠征メンバーを含むトップチーム選手4人、スタッフ1人が新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性判定。今後、管轄の保健所からクラスター認定を受けた場合、チーム活動は原則2週間停止となる。

 今季Jリーグはチームに陽性者が出ても試合を行う方針を掲げ、選手のエントリー下限13人に達しなかった場合は、そのチームの責任を問うとしている。つまり今回、13人をそろえられなかったG大阪には、初の「みなし開催」が適用され、0-3の不戦敗扱いになる可能性も出てきた。

 今季J1は史上初の下位4クラブが自動降格。「みなし開催」は試合消化が不公平にならないよう導入されたが、勝ち点3を失い得失点でマイナス3は、G大阪にとって大きな痛手。なんとか代替日を探そうにも、「名古屋がアジアチャンピオンズリーグに参戦するため、日程の余裕がない」(Jリーグ関係者)。

 窮余の策として浮上するのが、今月末に設定されている国際Aマッチデー。日本協会による代表強化や公式戦に優先権があるが、コロナ禍が日程に与える影響は甚大で、海外ではクラブ側の事情を考慮するケースも出てきている。前例のない代表戦の“裏番組”で、J1公式戦の開催はあるのか。 (編集委員・久保武司)

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