記事詳細

【橋上秀樹 セパ興亡30年史(6)】パを大きく変えた松坂の入団 パワーピッチャー増加する分岐点に (1/2ページ)

 (5)私にサイン盗みの濡れ衣…それほど恐れられていた野村ヤクルト 95年日本Sイチローを封じオリックス圧倒

 ヤクルト在籍13年目の1996年オフ、私は金銭トレードで日本ハムに移籍した。当時の上田利治監督とはあまり詳しく野球の話をした記憶はない。細かい指示もなければ、ミーティングもほとんどなかった。

 後年に楽天、西武のコーチとしてパ・リーグのレベルの高さを感じることになったが、日本ハムに移籍当時は対戦して強烈な印象を残すような投手はおらず、セ・リーグとのレベルの違いはあまり感じられなかった。

 しかし移籍3年目の99年、パ・リーグを大きく変えることになる投手が入団する。西武の松坂大輔投手だ。パ・リーグにパワー系の投手が増える分岐点になったと思う。

 デビュー戦は開幕4戦目となる4月7日の日本ハム戦(東京ドーム)。1回に155キロの高め真っすぐで片岡篤史が空振り三振した場面がよく出てくる、あの試合だ。

 すぐに日本ハムのベンチにいた全員が「これは簡単に打てない」と感じた。事前に映像は見ていたが、高校時代の印象も含めて「やっぱりすごいな」と思い知らされた。

関連ニュース