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【江尻良文の快説・怪説】「日本野球機構」究極の改革案 問題は現場だけではない…審判、公式記録員のようにリーグ担当をなくし一本化すべき (2/2ページ)

 それは現場だけの問題ではない。過去にはコミッショナー事務局、セ・パの連盟事務所がそれぞれあり、三者三様、それなりに機能していた。ところが、経費節減のために、セ、パ・リーグ会長ポストが廃止され、現状のように日本野球機構(NPB)に一本化された。

 が、その中で事実上、従来通りのセ・リーグ担当、パ・リーグ担当というような部署に分かれているので、結局、現実的には代わり映えしない。せっかくNPB一つに統合されたのだから、審判、公式記録員のようにリーグ担当をなくし、一本化すべきだったのに。

 そうでなければ、これまでのセ・リーグ、パ・リーグ担当を全入れ替えという方法もあっただろう。今からでも遅くない。NPB改革は必要不可欠だ。

 「結局、NPBの事務局トップは読売グループから来るから、巨人中心は変わらない」という声が根強くあるが、現実はいささか違う。

 過去に読売グループからきた幹部職員が、「そんなことを言うのなら、お宅から連れてくればいい」と、ライバル的存在の中日新聞、球団関係者にオファーしたことがある。

 すると、「本社に必要な有能な人材をNPBに送り出すことはできない」と、中日新聞側が拒否したという舞台裏話があるのだ。それでも、依然としてNPB改革の必要性は変わらない。

(江尻 良文)

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