記事詳細

【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】選手侮辱で辞任、マリナーズのマザー元球団社長の暴言 「無神経で狭量」なコメント、実はメジャーフロントのDNA!? (2/5ページ)

 マザーはさらに、チームの有望な若手選手のメジャー昇格を意図的に遅らせていたことも暴露した。しかもこれはマリナーズだけが行っている小細工ではなく、メジャー全体に蔓延していると明かした。

 4月の昇格を5月にずらしただけで、サービスタイムが不足するのでFAは1年遅れることになる。チームにとって場合によっては数十億円の節約になる。

 マザーは「もし若手をマイナーに留め置くことができるなら、私が左翼を守ってもいい」とまでいってのけた。

 ストーン記者の言う通り、これはマリナーズのイメージに致命的な打撃を与えた。

 MLBもサービスタイムを巡る秘密を暴露されて怒り心頭だ。一方、選手会は「今後の交渉に有利な武器が手に入った」とほくそ笑んだ。

 MLBのフロントの中には、マザーと似たような考え方をする幹部が少なくない。選手は奴隷のようなもの、オーナーや幹部のために金を生み出す機械にすぎないと思っている人間がいっぱいいるというのは、メジャーの醜い真実だ。過去にいくつも例がある。

 オークランド・アスレチックスのオーナーだったチャーリー・フィンリーのケチぶりは有名で、クラブハウスに公衆電話を入れた。