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【実況・小野塚康之 時代を越える名調子】2年ぶりセンバツはこの試合を見よ 甲子園実況の第一人者が厳選! (1/4ページ)

 2019年夏、履正社の井上広大(現阪神)が星稜のエース奥川恭伸(現ヤクルト)から会心の一撃を放って日本一の座に就いた。手に汗握る好ゲーム、力の限りを尽くすあの甲子園の真剣勝負が戻って来る。甲子園の舞台に足を踏み入れたなら、私も涙腺が緩んでしまうのではないかと心配になるほどだ。これから毎日センバツ甲子園に通うが、私の目線で日ごとの注目カードを紹介する。

 ◆1日目 神戸国際大付属(兵庫)vs北海 (北海道)

 開会式直後の試合に、甲子園の地元兵庫勢が32校を招くホスト役を務める。対戦相手は最北の北海道勢、かつてのセンバツ準優勝を誇る北海。オールドファンも大喜びだ。

 もう一つ興味深いのは、1年半ぶりの正式な甲子園のゲームで最初にマウンドに立つ投手の1球目。神戸国際大の右腕・阪上翔也か、北海の左腕・木村大成がどんなボールを投げ、打者がどんな反応を見せ、野手や監督、アルプスやファン、そして私が何を感じるのか。大げさに言えば歴史的1球と注目したい。

 なお、2人は防御率、奪三振、被安打率の部門で共にベスト3に名を連ねる大会屈指の好投手。“第1球”を印すに相応しい。全てが巡り合わせなら野球の神様の仕業かと唸ってしまう。

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