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【実況・小野塚康之 時代を越える名調子】2年ぶりセンバツはこの試合を見よ 甲子園実況の第一人者が厳選! (2/4ページ)

 ◆2日目 三島南(静岡)vs鳥取城北(鳥取)

 静岡から初の21世紀枠出場の三島南の選手たちの表情に注目したい。隆盛期に比べると野球離れが進む昨今、子供たちに普及するための地域活動に力を入れている。「甲子園でカッコよく勝ち、憧れの存在」を目指すナインは、チャンスでもピンチでも晴れ晴れとしているに違いない。野球の楽しさが溢れる予感だ。鳥取城北は打力が成長中の活気あふれるチームカラー。

 ◆3日目 福岡大大濠(福岡)vs大崎(長崎)

 離島からの初出場、これだけでも興味津々。そのうえ九州チャンピオン。大崎の秋の快進撃は地域を越えて全国に伝わって行った。島にやって来て熱意を注ぐ清水央彦監督手作りのチームだ。

 九州沖縄の離島勢で連想するのは、2005年春夏の石垣島の八重山商工。伊志嶺吉盛監督が子供の頃から選手を鍛え上げて全国で戦える力に引き上げた。大崎には大嶺祐太(現ロッテ)のような大型選手はいないが、テンポの速い右の坂本安司を中心に、守りをベースに逆転勝ちに持ち込んで来た。濃い練習ができる島ならでは環境で、個性のある戦い方や強いチームワークを身に着けた。さあ夢の舞台へ!

 福岡大大濠にとっては、九州大会決勝で敗れた相手に巻き返しを図る近県対決でもある。

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