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【実況・小野塚康之 時代を越える名調子】2年ぶりセンバツはこの試合を見よ 甲子園実況の第一人者が厳選! (3/4ページ)

 ◆4日目 智弁学園(奈良)vs大阪桐蔭(大阪)

 昨秋の近畿大会決勝の再現。優勝の智弁学園、準優勝の大阪桐蔭。今年の近畿はレベルが高い。逸材が多く、その中でも粒よりの2校。

 西谷浩一監督率いる大阪桐蔭は秋から冬の間の変わり身、成長度というのが物凄い。「あれ? こんなに完成したチームだったっけ」と見間違うような仕上げ方をする。今年も大いに期待してしまうのは、例えば投手陣では松浦慶斗と関戸康介と左右のエース格が2人いて、競い合いの中でともにステップアップしている。1人のエースが倍の成長なら1×2だが、大阪桐蔭は2×2で投手力も4倍の力に跳ね上がる。そして甲子園での見どころは、グラウンドで練習を始めた瞬間からトップスピードで動く姿だ。秋から公式戦の間隔があいているだけに、この速さは他を圧倒する。

 しかし智弁学園も歴代の優勝校。しかも今年は抽選会が早かったので準備も十分なはずだ。加えて大会屈指の左の長距離打者・前川右京と経験豊富なサウスポー・西村王雅、攻守の軸が揃っていて頼もしい。この一戦は夏の大会のような、完成度が高く熾烈な試合になりそうな気がする。

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