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【実況・小野塚康之 時代を越える名調子】2年ぶりセンバツはこの試合を見よ 甲子園実況の第一人者が厳選! (4/4ページ)

 ◆5日目 東海大菅生(東京)vs聖カタリナ学園(愛媛)

 ここは私の故郷チーム東京勢への関心だ。トーナメントの高校野球はどうしても投手力に目が行きがちだが、東海大菅生は攻撃力が素晴らしい。トップクラスの得点やチーム打率とあわせて、1試合平均盗塁が6・63と断トツ1位。機動性は野球の醍醐味、特に甲子園球場を駆け巡るシーンは興奮を呼ぶ。

 しかし、創部5年目の聖カタリナ学園には、170センチでキレのある直球と豊富な変化球、テンポとマウンドさばきの良さが持ち味の櫻井頼之介がいて足を封じてきそうだ。塁上のせめぎ合いがポイントだ。

 ◆6日目 中京大中京(愛知)vs専大松戸(千葉)

 1回戦ラスト。中京大中京の畔柳亨丞、最速151キロの右の剛腕。数字ではなくこの目で見極めたい。フォームやボールの軌道、ミットの音などなど。1年違いの高橋宏斗(現中日)を思い浮かべながら。専大松戸は三振が1試合2・3個。この打線の反応も見ものだ。

 ■小野塚康之(おのづか・やすゆき) 実況家。1957年5月23日、東京都生まれ。80年学習院大を卒業し、NHKに入局。以降41年間、主に高校野球、プロ野球の実況を担当する名物アナウンサー。2019年からフリー。現在はDAZN、日テレジータス、JSPORTSなどで野球中継に携わる。

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