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【福島良一 メジャーの旅】初開幕投手のマエケン“ビッグトレイン”受け継げるか 開幕戦7完封の大投手、ウォルター・ジョンソン (1/2ページ)

 大リーグで初めて開幕投手の称号を得たツインズの前田健太投手。そのツ軍の前身ワシントン・セネタースには開幕投手として史上最高の成績を挙げた大投手がいる。往年の速球王ウォルター・ジョンソンだ。

 1907年、米中西部カンザス州の田舎からセ軍入り。自慢の剛速球から「ビッグトレイン(大機関車)」の異名を持ち、サイ・ヤングに次ぐ歴代2位の通算417勝をマーク。また、当時不滅の大記録と言われた3508奪三振を誇った。

 そのボールの速さは伝説となり、2ストライクを取られた打者がすたすたとダッグアウトに帰り掛けた。球審が「あと1つある」と声を掛けると、「もうたくさんだ。どうせ速くて見えないボールは打てない」といった逸話も残るぐらいだ。

 10年、首都ワシントンでの開幕戦に当時のウイリアム・タフト大統領が初めて始球式を行った。だが、その歴史的な試合で話題をさらったのは先発ジョンソンの1安打完封勝利。あわや、開幕戦初のノーヒットノーランかという快投だった。

 以来、大リーグ21年で14度も開幕投手の栄誉にあずかり9勝をマーク。そのうち7度も完封という快記録を達成。どれも開幕戦を彩るにふさわしいピッチングだったが、中でも最高傑作は38歳と年齢的に峠を越した最後の完封劇だった。

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