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【実況・小野塚康之 時代を越える名調子】23日の第1試合は市和歌山vs県岐阜商 注目度ナンバーワン・小園健太がベールを脱ぐ! (1/2ページ)

 今大会の主役、市立和歌山の小園健太の登場だ! 184センチ、90キロの体格はプロにも引けを取らない。Max152キロや防御率1・17、奪三振率9・78などの数字はハイレベルを裏付ける。

 変化球は質が高く豊富だ。スライダー、カットボールそしてツーシーム。ポイントはツーシーム。指使いで落としたり抜いたりスピードを変えたり自在に操る。平均145キロの速球とツーシームの組み合わせだけでも抑え切りそうだ。

 過去の超高校級で高品質の第2球種の持ち主は、松坂大輔(横浜)や斎藤佑樹(早稲田実業)がスライダー、田中将大(駒大苫小牧)も縦のスライダー、左なら松井祐樹(桐光学園)がスライダーで皆、強力打線を苦しめた。小園はツーシーム。更に彼の武器はフォームだ。

 野球の素人ながら、実況が仕事だと細かくチェックするのが習慣だ。左足を素早く高めに引き付け間を取る。胸を大きく張るが、テークバックからトップへの動作がほんのちょっぴり小さく速い。ここから腕がオーバーハンドとスリークォーターの間くらいの角度で振り出されて猛烈にスピードを上げ、ビュッと音を立てリリースする。打者に向かう気迫に溢れ、フィニッシュでやや1塁側に傾斜する。

 投げ方の特徴や個性は投球の威力を増す。ほんの少しずつ変速と特殊な間で、打者はタイミングの取り方やボールの見え方などが通常と違うはずだ。差し込まれたり、ボール球に手を出したりと苦戦する。小園がツーシームなどを操り、打者がどんな反応を示すのか非常に楽しみだ。

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