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【橋上秀樹 セパ興亡30年史(18・最終回)】ソフトバンクの5年連続日本一を阻めるのは…巨人よりも阪神 「パ高セ低」さらに進んだ2021年シーズンを展望 (1/3ページ)

 今春オープン戦で1位は阪神だったが、2位以下はソフトバンク、西武、ロッテ、オリックス、楽天とパ球団が続いた。まだオープン戦ではあるが、セ・パ両リーグ間の差はさらに開いている様に感じる。

 今季のパもソフトバンクの優位は動きそうもない。対抗馬の楽天は投手陣が整ってきているものの、7年ぶりに復帰した田中将はオープン戦の投球を見る限りでは、メジャーに行く前と比べ荒々しさが消えた様に感じる。それは投手として完成されてきた証なのかもしれないが、少し物足りなさも感じる。

 楽天はドラフト1位の早川(早大)も、事前の評価が高かっただけにオープン戦の内容では少し物足りなさと不安をを感じる。打たれている理由として、変化球を投げるときに腕の振りが緩むことが指摘されている様だ。確かにアマチュアではある程度、抑えられても、プロでは致命傷になりかねない。修正作業をすることでもともと得意な球が決まらなくなるリスクもあり、最初のうちはいろんな面で悪影響が出るだろう。

 今季セ6球団は上中下に分かれ、巨人と阪神が上、広島と中日が中、DeNAとヤクルトが下という構成。巨人の対抗馬の一番手は阪神だろう。

 巨人は戦力ダウンもしていないし、ここ2年間、大差でリーグ優勝してきた実績を考えても、他球団が一気に逆転できる材料は少ない。今季もDeNAからFAで梶谷、井納を獲得してライバル球団の戦力を削ぐなど、プラスが圧倒的に多い。一部の外国人選手の入国遅れの問題に関しても、巨人には追い風に近い。DeNAは特にマイナスになりそうだが、巨人はもともと助っ人に依存しなくても優勝できるくらいには、セの中では選手層が厚く、新戦力の投手も出てきている。

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