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J1無双の三笘は“内弁慶” 五輪代表でアルゼンチン相手に歯が立たず

 サッカー東京五輪世代のU-24(24歳以下)日本代表が26日、五輪南米予選1位通過のアルゼンチン代表との親善試合(東京ス)に0-1で敗戦。Jリーグで売り出し中のMF三笘薫(23)=J1川崎=は“内弁慶”ぶりを露呈した。

 左サイドで先発した三笘は、トップ下に入ったMF久保建英(19)=スペイン1部ヘタフェ=との“初共演”に期待が集まったが、得意のドリブルで魅せたのは前半27分だけ。その後は完全に封じられた。

 球離れも悪く、相手の鋭い攻撃をファウルで止めるのが精一杯。1点を追う後半21分に交代となった。チームの指揮を執った横内昭展監督(53)は「薫の交代は決めていたものではありません。試合を見て判断しました」と明言。「自分がどれぐらいにいるか測る機会」と臨んだ三笘に、ショッキングな現実が突きつけられた格好だ。

 今夏の五輪金メダル候補のアルゼンチンは、A代表のGKレデスマをオーバーエージ(OA)枠で招集して先発起用するなどガチンコの布陣。バティスタ監督は「U-20(20歳以下)の選手も起用できた。いい準備ができた」と余裕の試合運びで、スコア以上のレベル差を見せつけた。

 対する日本は、金メダル獲りへのジョーカーと期待された三笘が不発に終わり、点取り屋も不在のまま。守備陣も心もとなく、強化は明らかに遅れている。現状では金メダルなど夢のまた夢。OA枠を含めた緊急対策が急務だ。(編集委員・久保武司)

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