記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】今季もコロナ禍対策に悪戦苦闘のプロ野球界 最大の焦点は広島の動向 (1/2ページ)

 令和3年プロ野球で最大の焦点は、広島の動向といえるかもしれない。コロナ禍のために昨季、46年ぶりの赤字に転落。立て直しの成否は球界全体を左右する。

 マツダスタジアムで中日との開幕3連戦、続いて阪神戦。今季もコロナ感染拡大防止のために観客動員は制限付き。1万6000人台の観衆の広島。

 松田元オーナーは苦しい立場を認め、開幕前にこう強調している。

 「(昨年は入場制限で)入場券が売れなかったが、熱心なファンに支えてもらった。今年はいろんな工夫をして黒字を出したい」と。

 地元紙の中国新聞の報道は衝撃的だった。昨季、コロナ禍で観客動員激減で、46年ぶりの赤字に転落。売上高は前年比83億4489万減の85億5735万円。2年連続の減収で9年ぶりに100億円を下回った。

 さらに、入場者数は前年の222万3619人から53万7857人に。グッズ収入も22億8800万円減の13億5600万円に。

 そして、資本金を3億2400万円から5000万円に減資。税法上では中小企業の扱いとなり、税の優遇措置を受けられるようになった。

 どの数字もショックで、松田元オーナーの言葉も痛々しく感じられる。

関連ニュース