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【江尻良文の快説・怪説】皮肉な“お助けマン”楽天、開幕5連敗のロッテに大敗 田中将、早期復帰なら再発リスク増…ジレンマ抱えるファン

 開幕5連敗のロッテに5-16の大敗を喫した楽天(1日、ZOZOマリン)。皮肉を込めてお助けマンと呼ぶしかないだろう。開幕5連敗中のロッテに、1イニング一挙9失点を献上した。

 ロッテにすれば大助かり。泥沼状態から救い出してくれた楽天サマサマだ。ロッテは昨季、2年連続でソフトバンクに勝ち越し、一時は優勝の可能性すらあったが、今季は、開幕からつまずいて苦しんでいた。

 寝た子を起こすような負け方は今後に響く。開幕から無難なスタートを切った楽天だが、大黒柱を期待した復帰エースの田中が故障リタイア中。これは、GMも兼任している石井新監督には釈明の余地なし。管理責任を問われれば、立場上、反論できないからだ。

 早期復帰を期待される田中も苦しい立場に追い込まれる。右ふくらはぎのヒラメ筋挫傷で復帰まで3週間という診断だったが、無理して早めに戦列に戻れば、故障再発の危険性は高まるばかり。

 東日本大震災から10年目の今季、田中の復帰で8年ぶりのリーグ優勝、日本一奪回を高らかに宣言した楽天。ファンもすっかりその気になっていたが、現実はそう簡単なものではない。田中の早期復帰を期待するファンはジレンマを感じるばかりだろう。(江尻良文)

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