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【小西綾子のゴルフLIVE byスカイA】悲願ツアー初V! 戦うママ・佐藤靖子プロの最大の武器

 涙の初優勝!! 21年ステップ・アップ・ツアー初戦「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」(3月23・24日、福岡県)は、42歳のママさんプレーヤー、佐藤靖子プロがプレーオフを制して優勝を飾りました。歓喜の涙とともに出てきた言葉は「ちょっと恥ずかしい気分です」。

 それもそのはず、プロ入り22年目でつかんだ初優勝。20代はシード選手として活躍。日本女子プロゴルフ選手権では最終日最終組を戦った経験もあります。30代半ばで結婚・出産を経験。翌年に望んだQT(予選会)ではなんとトップ通過。そんなキャリアを持ちながらもずっと届かなかったのが「優勝」だったのです。

 実は最終日、7番パー3ホールでダブルボギーをたたきました。表情が曇ったこと、マスクごしでもわかりました。「(山本)景子ちゃんに圧倒されてしまって。彼女はショートアイアン、私はユーティリティー。恥ずかしいというか、惨めというか。そんな気持ちがよぎった途端にティーショットにミスが出てしまって…」。最終組の山本景子プロは出場選手のなかでも1、2を争う飛ばし屋。もう1人の森岡紋加プロも飛距離が出る選手。たしかに飛距離だけをみると2人には及びません。ですが、佐藤プロにはそれを補ってあまりある武器があったのです。

 それはどんなところからでも寄せてくるパッティング! 極めつけは8番パー4。2打目がグリーンを捉えられず「さすがにここはウエッジでピッチエンドランかな?」という20ヤードほど距離のある場面で選択したのはパター。そしてこれを寄せて楽々パーセーブ。プレーオフでのウイニングパットも、6メートルを本当にきれいなストロークで沈めて優勝をつかんだのでした!

 22年。長かっただろうなぁ。ママでもできる。飛距離で負けても他に武器があれば勝てる。この優勝はたくさんの人に勇気を与えた優勝だと思いました!

 ■小西綾子(こにし・あやこ) 2012年からスカイAゴルフ中継のLPGAステップ・アップ・ツアー中継のレポーターに。現在はレギュラーツアー、レジェンズツアーなども担当。実況、レポーターを務める。

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