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【江尻良文の快説・怪説】前代未聞、あきれた日本ハム主砲・中田の負傷と栗山監督“長期政権”のツケ

 あきれた日本ハム主砲・中田のケガ。ベンチで転んで右目を腫らして欠場とは前代未聞だ。栗山監督は激怒したが、選手の緩みは監督の責任でもあるのだから同罪だ。主砲がこんな有り様では、長期政権のツケといわれても反論できなくなってくる。

 2012年から今季で10年目の栗山政権。就任1年目にリーグ優勝し、16年には2度目のリーグ優勝で初の日本一になっているものの、その後は低迷している。

 長期政権は新鮮さを欠き、時として緩みを生む。日本ハムは本来なら、今季から日本代表の稲葉監督が指揮を執っていたはずだった。ところが、東京五輪が1年延期で今年になったために、代表監督を続投するしかなくなった。

 次期監督が日本代表監督というのも、功罪相半ばする。もし、日本球界悲願の初の五輪金メダル獲得となれば、日本ハム・稲葉新監督の商品価値は高騰する。ただ、優勝できなくてもメダルを獲得すれば救いはあるが、もしメダルなしの最悪のケースになれば、稲葉新監督の商品価値はゼロどころかマイナスになりかねない。

 日本ハム球団としても、五輪でメダルが取れなかったからといって、稲葉新監督構想を白紙に戻し、栗山監督続投というのも無理がある。新たな監督招へいという第三の選択肢は難しい。

 ここまで栗山監督が長期政権になった理由の一つには、球界OBたちの敬遠モードがある。

 「日本ハムは別名ケチハムと言われるように、球団側はチーム強化に投資しない。それどころか真逆だ。球団の金看板だったダルビッシュ、大谷などをポスティングシステムでメジャー球団に高く売って、金儲けしているのだから。誰も好き好んでそんなチームの監督だけにはなりたくない」 こう言う球界OBたちは数多くいる。日本ハム球団とすれば、東京五輪で稲葉ジャパンに神風が吹くことを祈るしかない。

(江尻良文)

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