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【江尻良文の快説・怪説】日本ハム対オリックス、監督途中交代マッチレースの様相 両首脳の現状では先行き明るくない

 3勝8敗3分、勝率・273で最下位の栗山日本ハム。5勝8敗2分、勝率・385でロッテと並ぶ4位タイの中嶋オリックス。早くも監督休養マッチレースの様相だ。

 シーズン途中の監督交代劇はオリックスの専売特許のようなものだ。中嶋監督も、そのお家芸から誕生している。

 昨季、西村監督がシーズン途中に休養させられ、中嶋二軍監督は一軍監督代行を拝命。今季、「代行」が外れ、一軍監督に昇格している。が、早くも西村前監督と同じ運命をたどる危機だ。

 「オリックスはこれまで何度もシーズン途中に監督を休養させているが、失敗ばかり。素人フロント首脳が自らの責任回避をするための監督休養、監督代行だからだ。そして、翌年、お金のかからない監督代行を監督に昇格させる。そんなお粗末な人事でチームが強化されるわけがないだろう。オリックスじゃなく、ケチックスの現状にメスを入れないとどうにもならない」

 球界OB、関係者はこう一刀両断している。が、“ケチックス”だけの問題ではない。“ケチハム”も大危機に直面している。

 メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ、大谷を見るたびに、日本ハムファンは地団駄を踏んでいる。それも当然だろう。過去にリーグ優勝が2度あったとはいえ、今季10年目の栗山長期政権は完全に機能不全に陥っている。それなのに、東京五輪の稲葉日本代表監督をポスト栗山に決めているために、手を打たないでいる。

 そんな惨状だから、日本ハムもこのままオリックスと最下位マッチレースを演じていれば、ファンは黙っていないだろう。栗山監督途中休養を要求する声が高まるのは避けられない。

 冷静に考えてみれば、オリックスにはイチローと並ぶ看板選手で監督候補の田口外野守備走塁コーチがいる。日本ハムにも次期監督候補の小笠原へッド兼打撃コーチがいるのだ。

 ファン納得の人材がいるのだから、活用しない手はないだろう。それなのに、ここまで手を打たないオリックス、日本ハムフロント首脳の現状を考えると、監督途中交代マッチレースの先行きは明るくない。(江尻良文)

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