記事詳細

競泳の東京五輪代表選考で覆された“鉄の掟” 派遣標準記録外タイムでも特例“棚ぼた”内定

 競泳の東京五輪代表選考で“鉄の掟”が覆された。日本水連が2004年アテネ五輪から導入してきた派遣標準記録を、10日まで行われた日本選手権で突破できなかった選手が、特例でリレーの男女代表に追加された。

 男子では、松元克央が金メダルを狙う200メートル自由形に専念するため、日程の重なる400メートルリレーを辞退。棚ぼたで、昨年9月にタレントのおのののか(29)と結婚した塩浦慎理(29)が五輪切符を手にした。

 選手権では日本記録を持つ50メートル自由形、リレーの選考対象だった100メートル自由形ともに惨敗。ショックは大きく、「代表入れないとも思っていなかった。水泳を続ける続けないというのも、今はやる気が見つからない状況」と進退に言及するほどだったが、大会最終日の帰り道に代表入りの連絡があり、「選ばれると思っていなかったので、すごい驚いた」。妻にも「本当によかったね」と声をかけられたという。

 女子800メートルリレーも、選考レースの200メートル自由形で派遣標準記録を1人しか満たせなかったが、2-4位の3人を追加。選ばれた本人たちには吉報だが、自国開催の五輪に合わせて思ったような強化が図れなかった、日本競泳陣のレベル低下の表れでもある。

関連ニュース