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【江尻良文の快説・怪説】パ3強は主力選手に“故障合戦”の異常事態

 リーグ連覇、5年連続日本一を目指すソフトバンク。2年ぶりのV奪回、13年ぶりの日本一を期す西武。東日本大震災から10年目に8年ぶりの優勝、日本一を宣言している楽天。それぞれの目標を掲げるパ3強レースは、主力選手の“故障合戦”だ。

 ソフトバンクエースの千賀が、6日の日本ハム戦(札幌ドーム)での左足首靭帯損傷で、復帰に2、3カ月。西武でも山川、外崎、木村など故障者が相次いでいる。

 楽天に至っては最悪。メジャーリーグからの復帰で救世主になるはずの金看板・田中将が、右ヒラメ筋損傷でいまだに開幕できないでいる。三者三様。前代未聞の3強レースになってしまった。

 それなのに、ロッテ、オリックス、日本ハム3球団は借金生活で後塵を拝す体たらくだ。

 「交流戦、日本シリーズでパ・リーグに勝つにはセ・リーグもDH制度を導入するしかない」。

 こう悲痛な訴えをしたのは、巨人・原監督だが、主力選手故障のオンパレードになっているパ・リーグ球団ならば勝てるかもしれない。

 永年、セ・リーグ球団から見下ろされ、「なんで“セパ”と言うんだ。“パセ”と呼ばずに」などと不満を募らせ、ようやく上位時代を築き上げたパ・リーグ。

 それだけに、楽天・田中将をはじめ各球団の看板選手は、1日も早くケガを直し、復帰してファンに存在価値を改めてアピールする必要がある。

(江尻 良文)

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