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【清水満 SPORTS BAR】松山英樹「体・技・心」の充実 奇跡ではないマスターズ制覇 (1/2ページ)

 眠気が飛んだ。涙も出た。男子ゴルフの松山英樹(29)が「マスターズ」で優勝した。日本男子として悲願のメジャー初制覇である。

 日本人が初めて参戦した1936年から85年。これまで33人、のべ133度目の挑戦。「日本人もできるとわかったと思う。このグリーンジャケットを日本に持って帰れること自体がすごくうれしいので、行ってみて、どういう反応か楽しみたいなと思っています」。その言葉は日本人の誇りである。

 この偉業、決して奇跡じゃあない。

 19歳で初めてマスターズという舞台を踏み、ローアマチュアに輝いた。当時75キロほどと、か細かったが、2014年からの本格的米ツアー挑戦を機に徹底的な肉体改造、いまや100キロに近い恵まれた『体』…。300ヤードを軽く超えるドライバーの飛距離、米メンバーの中でも見劣りしない。

 生業はゴルフで趣味はゴルフ、余暇もゴルフというストイックな性格でつかんだ『技』…。パット、アプローチと技の引き出しも冴えた。さらに同級生でライバルである石川遼プロが以前、こう話していた言葉…。

 「英樹の心は、波立たない…」

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